ホワイトニングで白くした歯はどれくらい持続するのか? [歯を白くするホワイトニングの維持]
歯を白くするホワイトニングがどのくらい維持できるのかについては、さまざまな意見があります。
歯の色素を化学的に分解して白くするために、完全に元の色に戻るには、通常2~4年かかるという報告もあれば、歯の性質や生活習慣によって異なるが、3ヶ月~10ヶ月くらいという報告もあります。
確かに一部のホワイトニング剤メーカーの商品には、2~3年持つと書かれていますがそれを鵜呑みにはできません。ホワイトニングはエナメル質の表面が曇りガラス状になることによって白く見えるわけですが、エナメル質の表面は常に脱灰と再石灰化を繰り返しているため徐々にホワイトニング前の状態に戻ってしまいます。
また、ホワイトニング後の研磨が不足していたり、家で強い研磨剤の入った歯磨き粉を使っている人は、歯の表面がでこぼこしているため着色しやすくなります。
ホワイトニングの色の後戻りについて、極端に短期間で色がもどってしまったと訴える人がいます。
これはホワイトニングをした直後はエナメル質表面の水分が失われてやや白っぽく見えるため、歯の表面を覆っている水分の膜が戻る24時間以内に、少し色が戻ったように感じるからです。
また、ホワイトニング直後は歯に着色しやすい状態にあるため、24時間以内に色の付きやすい食品を摂ると、歯に着色してしまい、1~2段階以上色が戻ってしまう可能性があります。
また多くの場合原因は目の慣れです。特に一日で白くする方法では、施術直後にはその白さに驚きますが、数日間白くなった歯と一緒に過ごしていると、目がこの白さに慣れてしまい、色が戻ったと感じてしまうことがあります。
約半年毎にタッチアップという追加のホワイトニングをすることで白さを維持していくことができます。